永遠の過去に終止符を打ち、始めに神は天と地を創造された。(創1:1)
この「ことば」で始まる「聖書」。このことばは「時間」の始まりでもあった。それは宇宙の創造で始まり、「永遠の過去」から「永遠の未来」に至る狭間。いわゆる「時間」の中での物語と言える。
すべてのものを創造された神は、その後、人を創造された。しかし、その最終章50:26節にはイスラエル人であるエジプトの宰相、「ヨセフ」の最後の状態が記されている。「こうしてヨセフは百十歳で死んだ。人々は彼に防腐処置して、エジプトで棺の中に納めた」。の言葉で創世記は結んでいる。
永遠なる神に似せて造られた人。対抗するサタンの誘惑に陥入ったすべての人々。その悲しき運命を背負って生きていく人々。
創世記はすべてのものの始めであり、黙示録ですべてのものが終わっている。
”わたしはアルファでありオメガである”と。
◆結論の書
聖書は首尾一貫した思想で新約で1387頁。
旧約で1927頁(B5判)で初めて読む人でも、古くから親しんできた人にも、特に難解な黙示録は啓示録となり、すべて頁の2/3が注解となっている。これを読むことにより、選民としてのイスラエルと異邦人。物の観方や考え方が変革したことです。
以来これからの地球上に起こるすべての事。すべての地政学的変化とイスラエルの関係。
多くの迫害から逃れ、アメリカに移住した人々。特にユダヤ人の隠れた力。啓示録はより具体的に詳介している。
旧約聖書で予表され、予言された三十九巻のことばは、新約の実現した四福音書。その播かれた種は使徒行伝、書簡、啓示録で成長しつつ繁殖し、刈り取りが大きな一貫した流れとなっている。その主要な項目は
<1>キリスト
<2>召会(神から召し出された人々)
<3>神の行政(エコノミー)又は(永遠のご計画)
◆啓示録(B5判、103ページ)●口語訳B-6判、23ページ
ベールに包まれていた「黙示録」は、天のビジョンにより見せられ「啓示録」と成る。それは大別して三つの項目から成っている。
<A>ご自身の花嫁と成る召会を顧みる。
<B>来臨の方法と、地の裁き、占有される。
<C>花嫁なる召会の完成のしるし
以上。三つの項目の見たことを序論に一章1~20節、現時点の事を二章~三章21節。すでに起きつつ有り、以後起ころうとしていることを九章1節~二十二章5節。結論二十二章6~21節。
宇宙には神による行政があり、意味もなく自然に運行しているのではありません。
旧約時代に飢饉の為にエジプトへ避難。そのまま430年間寄留し、定着してしまったイスラエルの民は、何か・・・現代の地に住む人々と相似している。神は予表としてモーセを起こし、脱出の計画をされた。然し、パロ王はそれを阻止した結果神は十の災いを起こし、民は初めて出エジプト。故郷カナンへと脱出した。
◆補足
天地は国籍、人種の別なく人類共通の生活の場であり、無くてはならない存在である。
地上に存在するあらゆる宗教、自然科学、精神・心理学等々も無関係ではない。
聖書の予言は、ノアの洪水やソドム・ゴモラ等。予兆となっている例を考察し、立ち止まって神の言葉に注視。その声に真剣に耳を傾ける時が来たようだ。
●啓示録には特に<7>の数字が多用されいてる。七つの星、七つの燈火、七つの霊、七つの金の燭台、七つの封印、七つのラッパ、七つの鉢、七つの稲妻等。創造週の7日間に始まり重要な意味のある数字である。
この数字は完全数で神を表し。六は人を表し。サタンの数字として「666」がある(啓13:18)
「目で見たことも無く、耳で聞いたこともなく、人の心に思い浮かんだことも無いものを。神を愛する者たちの為に準えて下さった」。I、コリント2:7
☆最高最大のシェルターは、始めであり、終わりであるキリスト!
●註:引用聖書は日本福音書房注解。記事の一部に啓示録ライフスタディー