◆神のみこころとサタンの意志
<神のみこころ>は自ら存在し、永遠であり、創造されたものではない。然し、「天使の意志」は神によって創造されたもので、その天使長は神によって任命され、アダム(人)の創造以前に存在して宇宙を支配していた。
彼の高い地位は美の故に傲慢になり、その傲慢は邪悪な意図を起こし、之が<サタンの意志>となった。
その記述は、イザヤ書14章12〜14節と、エゼキエル28章。
特に2節にその傲慢さが端的に記され、12節〜15節にツロの王の美の極みの様が描かれている。又、地中海に面した港湾都市で貿易で栄えたので有名だ。ここにサタンの発祥の原点を見る。
以来、人類は洋の東西を問わず、対する国々、民族、個々人の間で争いは絶えたことはない。その現れとなったのが人類初の尊属殺人事件。アダムとエバの間に生まれた長男カインが弟アベルを殺した。(創世記四章(映画化))
すべての争いの源は、この二つの意志の間の衝突に有る。サタンの意思が立ち上がって、神の意思に敵対する以前は宇宙に戦いは無かったのです。
この未曾有の論争は神に対する天使長(ミカエル)の反逆に始まりました。(W・二一全集44巻、90篇、94篇、に最も難解と言われるこれらの項目を平易に書かれている)。
◆二人のエノク
人類初の殺人を犯したカインは「神の面前から去って、エデンの東、ノドに住んだ。・・・そして妻を知り(エノク)を生んだ。カインは町を建てその町の名を、自分の子に従ってエノクと呼んだ」。と(創世記4:16〜17節)註、放浪者、さ迷うを意味する<ノド>。
創世記五章に入ると一節から、人祖アダムの死の系図を見る。そこには”生んだ〜死んだ”が繰り返され。18節にヤレドから「エノク」が生まれ。22節に、エノクはメトセラを生んだ後、三百年神と共に歩み。息子たちと娘たちを生んだ。エノクの一生は三百六十五年であった。(この年数は死を見ない永遠を暗示)。24節には、”エノクは神と共に歩み、神が彼を取られたので、彼は居なくなった”。と単々と記している。(註、死を見ないで天に移された)
◆カインの道
中東の大河、ユーフラテスとチグリス川に挟まれた、メソポタミヤ文明発祥の地。カインと(もう一人のエノク)を先祖にもつ巨大都市。
その華麗なる文明文化は人々を引き付け、引き寄せ、商業主義によって繁栄した。それはツロの町と相似形を見せられる。
世界七不思議の一つ、巨大な空中庭園、先に襲来した、ノアの洪水から逃れるために築いた有名なバベルの塔等の遺跡は、現代に及ぼす教訓として残されている。
イエスの肉親であった弟子、「ユダ」の手紙11節には、「彼らは災いです!なぜなら、彼らは”カイン”の道に行ってしまい。利の為にバラムの誤りに陥り、コラの反逆によって滅びたからです」。告げている。
◆二元の世界
宇宙の中にあるすべての矛盾は、神とサタンの間にある敵対から来ている。その特徴は「二元」にあって命と死、善と悪、光と暗闇、真実と虚偽、秩序と混乱などの暗い、邪悪な悲惨な事件、戦いのすべてはサタンから来る。これは”対抗”が特徴でありエデン以来、現代まで続いている。
聖書の巻末、結論とも言える黙示録では、神から離れ、結合した人々のことを大淫婦(霊的姦淫)と言い、その人々の築いた町々、文化反映の都市、古代バビロンの滅亡をモデルとして後世に警告している。
「わたしの民よ、彼女から離れ去れ、その罪に加わったり、その災いに巻き込まれないようにせよ!と。十八章〜十九章四節まで延々とその様を描いている。(必見の価値有)これは現代の世相と相似形を見せているようだ」
