荒野(この世)からの叫び!

生まれてから髪を切らず、ひげも剃らなかった男。30才になり荒布を着たナジル人、バプテスマのヨハネ。ヨルダン川のほとりで大声で叫んだ!

メシヤ(救世主)到来の接近と、過去の罪を悔改めてその備えをする必要。そのしるしとしてバプテスマを多くの人々に施していた。

実は、この事はBC800年も前に旧約時代の預言、イザヤ40章1~8節に記されている。

荒野に叫ぶ者の声がする。(3節)

・・・「エホバの道を清くせよ。

     砂漠で、私たち神の為に、

      大路を真っすぐにせよ」。・・・

これら預言は、バプテスマのヨハネの到来により、新しい創造の門の扉を開くことが予言されているのです。

旧約時代の古い創造(人を含む)から、天地万物を新しく変革の時代到来を意味しています。

故に、現代世界は大変革時代、人類も地球も既にその終盤にあることを警告している。

◆殉教したヨハネ

バプテスマのヨハネは。当時の王ヘロデ、アンテパスに対して、他の兄弟の妻であったヘロディアを妻とした事を指摘し、その不道徳を非難した。(マルコ6:18)その結果はマケラオ城の獄中につながれてしまった。

イエスの露払いとしてヨハネの生涯、殉教と予言の成就は。現代に住む人々にとって見逃せない。決して人ごとでは済まされない事変を含んでいる。改訳聖書、マルコ六章14節から、イエスの名が知れ渡ったので、ヘロデ王の耳にも入った。・・・「私が首をはねたヨハネが死人の中から生き返ったのだ」と言った。・・・

そこで王はヨハネを恨み、彼を殺そうと思っていたが出来ないでいた。その訳は、ヨハネは義人で聖なる人であることを知って、・・・ところがチャンスが訪れて来た。王は自分の誕生日に重臣や将校など、ガリラヤの有力者たちを招き宴会を開いた。

その席へ王の娘が入って来て踊り、王の食卓へついていた人達を喜ばせた。

王は少女に言った。”何でも欲しい物を私に求めなさい。・・・それをあなたに与えよう”・・・誓った。そこで彼女は出て行き、母親に相談し”何を求めましょうか?”というと母親は「バプテスマのヨハネの首を」と言った。

すると娘は急ぎ王のところへ行き、求めて言った。「バプテスマのヨハネの首を盆に乗せて今すぐ頂きとうございます」と言った。

王は非常に心を痛めたが、誓ったことと、食卓に着いていてる人たちの手前拒むことが出来なかった。

王は直ちに衛兵を遣わし、ヨハネの首をはねた。その首を盆に載せ持ってきて少女に渡し、少女はそれを母親に渡した。

ヨハネの弟子たちはこれらの事を聞くと、行って彼の遺体を引き取り、墓に納めた。

◆千年王国の到来

その叫び声は、メシヤ王国(千年)の到来近し!

その前に、”悔い改めてその備えをせよ”。と同年代に生誕のイエスは、群衆にヨハネについて話し始められた。

あなた方は何を見に荒野へ行ったのか?

風に揺らぐ葦か?・・・柔らかい衣服をまとった人か?・・・預言者を見る為か?

私はあなた方に言う。預言者より、遥かに勝る者。「見よ!私は私の使いをあなた方の面前に遣わし、あなた方の前にある道を備えさせる」。(マラキ書3:1の予言)と書かれているのは、この人のことである。と紹介された。

・・・聞く耳があるものは聞くがよい。とマタイ11:7-15節に言う。

尚、BC八世紀の預言者イザヤは40章(新約に相当)冒頭にこの叫びを予言している。

荒野に叫ぶ者の声がする

 エホバの道を清くせよ。砂漠で私たちのために、

  大路をまっすぐにせよ。

 エホバの息が、その上に吹くからである。

  一つの声が言う。「叫べ」。・・・・・と。

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