<<暗闇の王国”この世の正体”>>

◆この世の君の生い立ち
”暁の星、夜明けの子よお前は天から落ちてしまった!・・・・お前は地に切り倒されてしまった!”と神から託された言葉がイザヤ14:12にある。
暁の星、夜明の子として「宇宙の夜明」に神に創造された最初の天使であった。
しかも天使の頭として定められた。ところが高ぶり「わたしは神だ、海の真ん中で神の座についている」と言って、自分を神のように見なしている。(エゼキエル28:2)
新約時代に入り、ヨハネは第一の手紙。2:15〜17節に「世と世にあるものを愛してはいけません。・・・・すべて世にあるもの、即ち<肉の欲>と<目の欲>と<生活の虚栄>とは、み父から出たものでなく、世から出たものだからです。世と世にあるものは過ぎ去っていくが、しかし、神のみこころを行なう者は永存するのです。」
更にヤコブは(イエスの肉親の弟)鋭いことばで、「姦婦」たちよ!といい。あなた方が世の友となるは、神への敵対であるのを知らないのか?と4:4に言っている。

◆11もの名を持つ悪魔
(1)巨大な龍:特徴〜残忍さ
(2)年を経た蛇:古い蛇〜欺く者
(3)悪魔:敵対者〜誘惑
(4)サタン:   〜憎しみ
(5)この世の神。〜この世の宗教の首領(IIコリント14:4)
(6)この世の君〜強大な権力を持つかしら
(7)空中の権を持つ者〜<邪悪の霊>の王(エペソ2:3)
(8)神の子たちを訴える者
(9)底知れぬ所の使い
(10)吠えたける獅子の使い(ペラロI/5:8)
(11)光の天使に偽装する(IIコリント11:13〜15)

◆堕落のだんご坂
神は地上で人が生活するように創造された。
生きる必要な<衣・食・住>、最初の堕落は裸を”恥かしい”と感じることから始まり、家もその後の町づくりと同時に見られる。エデンでの生活時は、人は神と同じ水準に置かれていた故、<霊>によって生きており。その後に人は<魂>によって生き始め。次第に<肉>へと落ち、最終的には洪水を招いてしまった。
「わたしの霊は、永久に人と争はない」、人は実に肉と成ったそれで人の日数は百二十年となる(創6:3)
扨、洪水後に堕落の第三段階、どん底。<肉>から<偶像>へと落ちたその時!神は人の中に入ってこられ、人を回復される途へ”アブラハム”を引き出され聖地カナンへの旅路に踏み出した。

◆一つの声の”叫べ”と言う
<1>欺瞞の声は、常に人の心の中では仂く、しかし人はそれに気づかない。それは「この世を支配するもの、かの空中で支配するもの、即ち、不従順な者たちのうちに仂く霊に従い、過ちと罪を犯して歩んでいました。」・・・人々は皆、自分の肉の欲の中で振る舞い、肉と思いの望むままに行っていて、生来神の”激しい怒りの子”でした。とエペソ人への手紙にパウロは記している(二章二節)

<2>人の目を盲目にする
肉体は生きているが、霊的な命が死んでいる人々は皆”霊的盲人”です。

<3>偽の平安を人に与える。
それは何時しか不安に変わり、その浮き沈みは生涯続く。

<4>秘かに人を真理に反対させる
人の体は<肉>となり、人の<魂>は自己になり、人の肉は自己によって縛られており、この世によっても縛られている。
そのしばり縄は、毎日テレビで大部分を占めるグルメ。ファッション。家と、衣食住関連と結婚、車が主流を成しているのは・・・・貪欲を掻き立てている。この世の支配者。この世の君なるサタン!
しかし、このサタンも最後の時”火と硫黄の池に投げ込まれた。”と黙示録20章7〜10節に結末を画いている。

●福音書房刊。全頁註解付き聖書。この世のビジョンから引用。