◆金持ちと乞食(ラザロ)ルカ16:19〜31節より
ある金持ちがいた。いつも紫の衣や柔らかい麻衣を着て、毎日ぜいたくに遊び暮らしていた。
この金持ちの門前にラザロという名の乞食ができ物だらけの体を横たえていた。
それは金持ちの食卓から落ちるもので腹を満たしたいと思っていた。犬もやってきては、彼のでき物をなめていた。
●註.ラザロという名の固有名詞は、イエスの比喩の中で唯一の一般の人名で呼ばれた例。
やがて、この貧しい人は死んで天使たちによって、宴席にいるアブラハムのすぐそばに連れて行かれました。
金持ちも死んで葬られた。そして、彼がハデスで苦しみながら目を上げると、はるか遠くにアブラハムとそのふところにいるラザロとが見えた。
<彼は叫んで言った!>「父アブラハムよ、私を憐れんで下さい。ラザロをよこして、指先を水に浸して、私の舌を冷やさせて下さい。私はこの炎の中でもだえ苦しんでいます」
「アブラハムは言った・・・私たちとお前たちの間には大きな淵があって、ここからお前たちの方へ渡ろうとしても出来ないし、そこから私たちの方に超えて来ることも出来ない」。
金持ちは言った。それではお願いします。
”父よ。ラザロをわたしの父の家へ遣わして下さい。私の兄弟が五人います。彼らもこの苦しみの場所に来ることがないように、よく言い聞かせて下さい”。
しかしアブラハムは言った。
”彼らには、モーセと預言者たちがいる。彼らに耳を傾けるがよい”。
●註.モーセと預言者とは、神のことば(聖書)を聞く時が来る。<今や>その時である。とヨハネ5:25。
◆三本の十字架(ルカ23:32〜43)より
ゴルゴタの丘に立てられた三本の木、その一本はイエスの十字架、あと二本は二人の強盗の為でした。・・・そこで掛けられている強盗の一人はイエスを冒涜して言った。
「お前はキリストではないのか?自分自身と私たちを救え!するともう一人が彼をたしなめて言った。お前は、神を恐れないのか?同じ刑罰を受けているのだから、当然だ。しかしこの方は何も悪いことをしていない」。
そして「イエスよ、あなたの王国(楽園)に入られる時は、私を覚えていて下さい」。
するとイエスは言われた。「真にわたしはあなたに言う。今日あなたは、わたしと一緒にパラダイスにいる」と言われた。
◆宇宙での三部分
宇宙には天、地、地下(死後一時留まる場)の三部分があり、神の子イエスは<受肉>に於いて、先ず天から地に下り、<死>に於いて<ハデス>へ下られた(三日間)。
「復活」に於いてハデスから地上に40日間弟子たちと会い、「昇天」に於いて地から天へと昇られた。
イエスは彼らが見ているうちに天に上げられたが、雲に覆われて彼らの目から見えなくなった。と使徒1:9節に記している。
これこそ、信じて後に従う者たちが、やがて通る道を切り開いて下さった天路歴程である。
◆ハデス、パラダイスについて
日本語で陰府(よみ)、地獄の王プルトニウムの訳もありギリシャ語でハデス。
ヘブル語でシェオールと呼ばれており、死から最後の審判〜復活までの期間、死者を受け入れる中立的、一時的な場所である。
従って、ハデスは時間に限定されており、世の終わりに於ける人々の復活の際に終わる。
尚又。使徒パウロはコリント(II)12章1〜4節には実に特異な体験を記している。それはハデス、即ち、イエスが十字架上で強盗に言われた言葉、パラダイスの二つの部分について。
詳細は回復訳聖書12章4節の注解によって全容が解明されている。
賢者ソロモンは言った!
財産は必ず翼を生じ、鷲のように天に向かって
飛び去る!あなたは、
それに目を止めると、それは無い。
