二つの逆転・予言と宣言!

◆ペルシャザルとダニエル(ダニエル書五章から)
若き貴族の一人、バビロンへ捕囚と神への信仰を貫いたダニエル。一方バビロン最後の王ペルシャザル。千人もの名士と共に大宴会を開いたその時。エルサレムの宮から持ち帰った、器で酒盛りをした。すると突然人の指が現れ宮殿の壁に字を書いた。「メネ、メネ、テケル、ウパルシン」すると王は顔色が変わり・・・腰の関節はゆるみ、膝は互いに打ち始めた。
王は大声で叫び呪文師、星占いらにその解き明かしを求めた・・・が彼らは応じられなかった。
その時。捕囚の民ダニエルが呼び出され、壁の文字の解き明かしをした。「メネ」は王国の崩壊、「テケル」は分裂、「ウパルシン」は分裂から崩壊に至る数々の悪事が秤られた。との意味を伝えた。

「そこで王は命じた。ダニエルに紫の衣を着せ、金の鎖をその首にかけさせ、彼が国の第三の支配者として支配すると布告した」。・・・その夜、ペルシャザル王は殺された。と5章30節は結んでいる。

◆メドペルシャ・クロス王の宣言
神の選民(ユダヤ人)の背信、堕落の末に捕囚となり、離散の末に大転換点となった史実。
BC・536~331年。当時ペルシャ(イラン)は東は印度から西はギリシャに至る巨大な勢力を持っていた。
旧約聖書エズラ記の冒頭1章2節に布告と宣言を見る。・・・又、エレミヤが予言(エレミヤ記25:11~12。29:10)通りに、七十年の捕囚満了とともに主権を持つ神は、見えないみ手で外国の王を動かし、捕囚の民を開放。イスラエルの国に戻し、神殿の再建の途に導かれた。(3~4節)

◆ハマンとモルデカイ
典型的、独裁君主アハシエロス(別名:クルクセス)のもと、宰相ハマンはユダヤ人の娘エステルが王妃となった五年目、「すべての州のユダヤ人を殺せとの命令を出した」。
若い者も年老いた者も子供も女も滅ぼし、殺し。全滅させて彼らの家財を略奪するように命じた。

”その時”モルデカイとエステルは、捕囚となって移住させられていたユダヤ人であり、王妃エステルと叔父であるモルデカイは相談し、王に直接訴えた。これら一切の王とエステル、ハマン、モルデカイの息詰まる問答が四章~七章に映画を観るが如く描写されている。
その頂点は七章の10節の逆転のことば、「そこで、人々はハマンを、モルデカイの為に備えてあった木の上にかけた。こうして王の怒りは納まった。(エステル記7:10)」

◆補遺
神の選びの民。ユダヤ(イスラエル)民族。もしキリストが生まれる500年も前にエステルが王妃でなかったら、又モルデカイと居合わせなかったら、彼らが滅ぼされていたら・・・・神のご計画と全人類の運命は果たしてどうなっていたであろうか?

ユダヤの民族が無いところにメシヤも無く、メシヤが無ければ世界も無い。
旧約聖書のちょうど中間点に位置し、読む人々はホッとするのはなぜなのか?このエステル記は奇妙なことに<神>なる言葉が一度も使われていない。そのせいか多くの人は文学書として読む。隠された神のみ手、予兆として霊的に見る時。今、起きているイラン対イスラエル。又鷲の国アメリカが胎動。…今後の世界の動静が見えてくる。

●付記
ユダヤ教の例大祭なるプリムの祭りには、このエステル記が全部朗読されると言う。そうして、ハマンの名前が出てくる毎に金属を打ち叩いて叫ぶ、祝うならわしが続いていると言う。

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